ベビメタが今後10年間以上は活躍し続ける10の理由、その2 (後編)


ベビメタが今後10年間以上は活躍し続ける10の理由、その2(後編)

※(注)これは僕の想像、空想、妄想、連想、夢想などが全開になっている作文である。したがって、自分にとってすこぶる都合の良い解釈、曲解、仮説、思い込み、ロジックの飛躍、あるいは破綻などに満ちており、正確性や客観性、フェアなものの見方や考え方などはもとより望むべくもなく、微塵も存在しない。

類まれなき天才的な職人集団。
各方面において、ずば抜けた才能を持った、スーパーエキスパートの面々ってことで考えると、Mikiko 先生などは、まさにその代表格といえよう。
もちろん、神バンドのメンバーだってそうだ。
とにかくベビメタに関わっている方々は、おのおのの専門分野において、現在進行形で第一線を突っ走っているエキスパートばかりである。

作詞。
作曲。
編曲。
演奏。
衣装制作。
メイク。
コレオグラフィ。
ステージング。
ストーリー展開。
諸般のプロダクトデザイン。
そして、全般的なプロデュース。

まあ、とにかく何を取っても超一流の方々が関わっていることは間違いなく、それはベビメタにかかる、ありとあらゆるアウトプットのクオリティの高さを見れば一目瞭然であろう。

んでだ。

ファーストからセカンドに見られる、ベビメタの進化と発展を玩味租借するに。
かように優秀なる制作チームをもってすれば、向こう10年、あるいはそれ以上、外的要因(e.g. マーケット等)、内的要因(e.g. 年令等)、様々な変化を制作プロセスに巧みに織り込みつつ、ベビメタは確実に進化、発展を遂げて行くものと思われる。

そういえば。

1990年代後半から2000年代前半にかけて。
僕はモーニング娘。にハマっていた時期がある。
別に黒歴史ではないw

モー娘に関しては、当時、某雑誌が実に熱心で、毎号、読者を巻き込みつつ、様々に熱く論じていたものだ。
毎月発売日の夜には、某大型掲示板が盛り上がっていたのを思い出すw

で、その雑誌に連載を持っていたのが、某O氏であった。
その連載は、見開き2ページだったように記憶するが、写真を含め、毎回実に面白かった。

石川某嬢がダウンタウン司会のTV番組に出たとき、石川本人の前で「ハッピ〜」をやるという荒業が実に素晴らしかったのを覚えている。

Oさんといえば、ひたすら“ヘンなヒト”キャラを前面に打ち出しているようなところがあるけれども、実はかなり博識で、話が何気に奥深く、非常に面白い。

Oさんの2人組ユニットのライヴには何回か通ったことがあるけれども、とにかく最初から最後まで飽きることがなかった。
去年の10月末、ヘドバン誌のイベントで氏のライヴを見たのは記憶に新しい。
んでもって、実はこの僕、Oさんの密かなファンだったりするわけでw

そのO氏が、徐々に猛プッシュするようになって行ったのが Perfume である。
Perfume さん、2000年代半ばには颯爽とメジャーデビュー、その時点でかなりの芸歴があり、一般的なアイドルに比べた場合、すでに実力の片りんを大いに見せ付けていたものだ。
O氏プッシュのグループということもあり、自然の流れで僕も Perfume に注目するようになって行った。

Perfume の作品は、とにかくマスタリングが素晴らしく、家のステレオやポータブルプレイヤーで聴いているだけでは、その魅力が十分に引き出せないと感じていた。
そこで僕は、クルマのバッテリーを大容量のものに買い替え、土管式のドでかいウーファー(低音用スピーカー)を2本据え付け、Perfume を超爆音で聴いていたりしていた。

その頃の Perfume というと、実力派ピカイチながら、まだまだ一般的なレベルで認知されているというわけではなかった。
実力があるがゆえ、逆に伸びしろに限界が見えたりしないだろうか。
今は10代だけれども、あと数年してハタチすぎたらもう厳しいかも。
などと、余計なことが時折りアタマをよぎったりしたものだ。

それでもファンであることは続け、アルバム「JPN」が出たときのツアーでは、チケットが取れなかった腹いせを兼ねて、わざわざ音漏れを聴きに行き、警備員に疎ましがられたりしたw

で。
2016年の今。

彼女たちは20代も後半に入り、すでに30路が見えるお年頃となっている。
しかし。
僕が今さら言うまでもなく、Perfume はメジャーデビュー以降快進撃を続け、現在はメジャーシーンのフロントで大活躍中である。

ドキュメンタリー「WE ARE Perfume -WORLD TOUR 3rd DOCUMENT」のDVDが、今年の夏に出るらしいけど、あの映画は2回、劇場で見たんだった。
ワールドツアーの訪問先において、次々とライヴが成功を収めて行く中で、Perfume の3人はもちろん、Mikiko 先生やアミューズの会長の感動っぷりがすごくて、見ているこちらも思わずウルウルしてしまったものだ。

現在の Perfume の姿は、10年前の僕には到底想像し得なかった。

Perfume というグループは、色々な外的また内的な変化をうまく味方に付け、自らも巧みに変化を遂げつつ、グループとして進化、発展して来たような気がする。
年齢を重ねることや、それに伴う自身の諸般の変化をもうまく取り込んで来たという感じ。

そしてベビメタである。
特に Perfume の制作チームには、ベビメタのチームと共通する人たちが少なくないからというわけではないw
まして、Perfume がそうだったから、ベビメタもそうなるなんて安直かつお気楽なことを言うつもりはない。

だが、今現在、あらゆる方面で力を持ち、優秀なブレーンを持っているアミューズなら、様々な要因を織り込みつつ、Perfume とはまた違ったアプローチを持って、ベビメタの新たな面を向こう10年、あるいはそれ以上のスパンで、長期的にプロデュースして行くことが可能であろうと思われる。

その過程において、中心的な役割を果たすであろう面々は、今さら言うまでもなく、スーパーエキスパートが名を連ねた、強力なる制作チームの方々であろう。

ところで、2年前のフジロックで、齢(よわい)80代の日本人ロックヴォーカリスト、オノヨーコが絶唱しているのを見て、その姿にベビメタを重ねて作文してみたりしたこの僕ではあるが(昨年2月28日のエントリー)、10代の話をするのに80代のレファレンスを取ったことの是非はさておきw、ベビメタがかなりの長期にわたって活躍して行くであろうことは、大いなる期待を含めつつも、あの頃から予想していた。
もちろん、それは今でも変わってはいない。

それにしても、日刊スポーツの記事でレポートされていた、リオデジャネイロでの“フラッグ・ハンドオーバー”セレモニーが楽しみである。

ベビメタが今後10年間以上は活躍し続ける10の理由、その2 (後編)

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ベビメタが今後10年間以上は活躍し続ける10の理由、その2(後編)

※(注)これは僕の想像、空想、妄想、連想、夢想などが全開になっている作文である。したがって、自分にとってすこぶる都合の良い解釈、曲解、仮説、思い込み、ロジックの飛躍、あるいは破綻などに満ちており、正確性や客観性、フェアなものの見方や考え方などはもとより望むべくもなく、微塵も存在しない。

類まれなき天才的な職人集団。
各方面において、ずば抜けた才能を持った、スーパーエキスパートの面々ってことで考えると、Mikiko 先生などは、まさにその代表格といえよう。
もちろん、神バンドのメンバーだってそうだ。
とにかくベビメタに関わっている方々は、おのおのの専門分野において、現在進行形で第一線を突っ走っているエキスパートばかりである。

作詞。
作曲。
編曲。
演奏。
衣装制作。
メイク。
コレオグラフィ。
ステージング。
ストーリー展開。
諸般のプロダクトデザイン。
そして、全般的なプロデュース。

まあ、とにかく何を取っても超一流の方々が関わっていることは間違いなく、それはベビメタにかかる、ありとあらゆるアウトプットのクオリティの高さを見れば一目瞭然であろう。

んでだ。

ファーストからセカンドに見られる、ベビメタの進化と発展を玩味租借するに。
かように優秀なる制作チームをもってすれば、向こう10年、あるいはそれ以上、外的要因(e.g. マーケット等)、内的要因(e.g. 年令等)、様々な変化を制作プロセスに巧みに織り込みつつ、ベビメタは確実に進化、発展を遂げて行くものと思われる。

そういえば。

1990年代後半から2000年代前半にかけて。
僕はモーニング娘。にハマっていた時期がある。
別に黒歴史ではないw

モー娘に関しては、当時、某雑誌が実に熱心で、毎号、読者を巻き込みつつ、様々に熱く論じていたものだ。
毎月発売日の夜には、某大型掲示板が盛り上がっていたのを思い出すw

で、その雑誌に連載を持っていたのが、某O氏であった。
その連載は、見開き2ページだったように記憶するが、写真を含め、毎回実に面白かった。

石川某嬢がダウンタウン司会のTV番組に出たとき、石川本人の前で「ハッピ~」をやるという荒業が実に素晴らしかったのを覚えている。

Oさんといえば、ひたすら“ヘンなヒト”キャラを前面に打ち出しているようなところがあるけれども、実はかなり博識で、話が何気に奥深く、非常に面白い。

Oさんの2人組ユニットのライヴには何回か通ったことがあるけれども、とにかく最初から最後まで飽きることがなかった。
去年の10月末、ヘドバン誌のイベントで氏のライヴを見たのは記憶に新しい。
んでもって、実はこの僕、Oさんの密かなファンだったりするわけでw

そのO氏が、徐々に猛プッシュするようになって行ったのが Perfume である。
Perfume さん、2000年代半ばには颯爽とメジャーデビュー、その時点でかなりの芸歴があり、一般的なアイドルに比べた場合、すでに実力の片りんを大いに見せ付けていたものだ。
O氏プッシュのグループということもあり、自然の流れで僕も Perfume に注目するようになって行った。

Perfume の作品は、とにかくマスタリングが素晴らしく、家のステレオやポータブルプレイヤーで聴いているだけでは、その魅力が十分に引き出せないと感じていた。
そこで僕は、クルマのバッテリーを大容量のものに買い替え、土管式のドでかいウーファー(低音用スピーカー)を2本据え付け、Perfume を超爆音で聴いていたりしていた。

その頃の Perfume というと、実力派ピカイチながら、まだまだ一般的なレベルで認知されているというわけではなかった。
実力があるがゆえ、逆に伸びしろに限界が見えたりしないだろうか。
今は10代だけれども、あと数年してハタチすぎたらもう厳しいかも。
などと、余計なことが時折りアタマをよぎったりしたものだ。

それでもファンであることは続け、アルバム「JPN」が出たときのツアーでは、チケットが取れなかった腹いせを兼ねて、わざわざ音漏れを聴きに行き、警備員に疎ましがられたりしたw

で。
2016年の今。

彼女たちは20代も後半に入り、すでに30路が見えるお年頃となっている。
しかし。
僕が今さら言うまでもなく、Perfume はメジャーデビュー以降快進撃を続け、現在はメジャーシーンのフロントで大活躍中である。

ドキュメンタリー「WE ARE Perfume -WORLD TOUR 3rd DOCUMENT」のDVDが、今年の夏に出るらしいけど、あの映画は2回、劇場で見たんだった。
ワールドツアーの訪問先において、次々とライヴが成功を収めて行く中で、Perfume の3人はもちろん、Mikiko 先生やアミューズの会長の感動っぷりがすごくて、見ているこちらも思わずウルウルしてしまったものだ。

現在の Perfume の姿は、10年前の僕には到底想像し得なかった。

Perfume というグループは、色々な外的また内的な変化をうまく味方に付け、自らも巧みに変化を遂げつつ、グループとして進化、発展して来たような気がする。
年齢を重ねることや、それに伴う自身の諸般の変化をもうまく取り込んで来たという感じ。

そしてベビメタである。
特に Perfume の制作チームには、ベビメタのチームと共通する人たちが少なくないからというわけではないw
まして、Perfume がそうだったから、ベビメタもそうなるなんて安直かつお気楽なことを言うつもりはない。

だが、今現在、あらゆる方面で力を持ち、優秀なブレーンを持っているアミューズなら、様々な要因を織り込みつつ、Perfume とはまた違ったアプローチを持って、ベビメタの新たな面を向こう10年、あるいはそれ以上のスパンで、長期的にプロデュースして行くことが可能であろうと思われる。

その過程において、中心的な役割を果たすであろう面々は、今さら言うまでもなく、スーパーエキスパートが名を連ねた、強力なる制作チームの方々であろう。

ところで、2年前のフジロックで、齢(よわい)80代の日本人ロックヴォーカリスト、オノヨーコが絶唱しているのを見て、その姿にベビメタを重ねて作文してみたりしたこの僕ではあるが(昨年2月28日のエントリー)、10代の話をするのに80代のレファレンスを取ったことの是非はさておきw、ベビメタがかなりの長期にわたって活躍して行くであろうことは、大いなる期待を含めつつも、あの頃から予想していた。
もちろん、それは今でも変わってはいない。

それにしても、日刊スポーツの記事でレポートされていた、リオデジャネイロでの“フラッグ・ハンドオーバー”セレモニーが楽しみである。

ベビメタが今後10年間以上は活躍し続ける10の理由、その2(前編


BABYMETAL が今後10年間以上は活躍し続けるであろう10の理由、その2(前編)

制作チーム: 天才的職人集団〜スーパーエキスパートな面々のこと

※(注)これは僕の想像、空想、妄想、連想、夢想などが全開になっている作文である。したがって、自分にとってすこぶる都合の良い解釈、曲解、仮説、思い込み、ロジックの飛躍、あるいは破綻などに満ちており、正確性や客観性、フェアなものの見方や考え方などはもとより望むべくもなく、微塵も存在しない。


前回、4月14日のエントリーにおいて。
僕は2020年の東京オリンピックを持ち出し、ベビメタの将来との関連性についてああだこうだと作文してみた。

何つっても「長期的かつマクロファンダメンタルズな見地から」とか何とか、いかにも景気論か株式市場論の教科書から借りて来たような、超ド恥ずかし〜ことを引っ張り出して、大上段に振りかぶりつつ特大の大ぶろしきを広げてみたわけでw


しかし、個人ブログの楽しいところは、こういう所作が許されてしまうところであろう。
商業メディアだと、こうは行かないらしい。
妄想による暴走が、後々の暴騒の発端になったりすることもあるからだ。
連日の会社泊まり込みで、周囲にオイニイまき散らすヘンシュ〜長サンから、深夜に電話がかかって来る。
「あぬさ〜、やべ〜んだよ、今、○○の部長さんから電話かかって来ちゃってさ〜、エライ怒ってんのよ〜、ど〜しよ〜」などと“人生相談”されたりするとのこと。

「いざとなったらハラくくって、ケツまくって、編集部で対応すっからさ、何書いてもイイんだよ、まかしときな!」
ついこの間まで、威勢の良かったヘンシュ〜長さんが、勢いしおれてたりするわけで。
編集担当者は上司であるヘンシュ〜長と執筆者との板挟みで、オロオロ泣きそうな顔してたり。

閑話休題
いきなりのw

んで。
あの作文をアップしてから約2週間後。
4月27日の“日刊スポーツ”。
ええ、ええ。
近くの朝日新聞の販売店まで走りましたよ、わざわざ買いにね。

そして、当然のように「キタ〜!」ってなったわけです。

センターページに、ばぁ〜んっ!とデカデカ Mikiko 先生がご登場。
何となんと、ベビメタや Perfume の写真まで載ってるし。

リオデジャネイロ五輪における、“フラッグ・ハンドオーバー”セレモニー検討の、チームメンバーであらせられるそうで。

何それ?

ブラジルの国旗から日本の国旗・日の丸への“ハンドオーバー”をセレモニーにする場面が、リオ五輪の閉会式に存在するらしい。
で、Mikiko 先生は、その内容をどう創って行くかを考える、検討メンバーの一人とのこと。

エライのである。
偉大なのである。
記事では東京オリンピックPerfume やベビメタとの関連性、及びマル秘の行動計画(?)にまで言及されているではないか。

そのセレモニー。
たった8分間。
されど8分間。
期待の8分間。
なのである。

きゃ〜。
すてき〜。
やっぱりな〜。

ベビメタと東京五輪
何かありそだな〜。
いや、あってほしいな〜。
わくわく。

そういえば、直近のヘドバン誌ロングインタヴューにおいて、某ベテランロックヴォーカリストがベビメタを語り、3人が20代、30代になっても続けていたらという話をしていた。

昨今のベビメタシンドロームに浸りつつ、この先長い期間にわたってベビメタが活躍してくれたらと期待値を高めている人々が、何気に増えて来ているヨカソ。
もちろん、僕もその一人であるわけで。

雑誌の記事といえば“週刊東洋経済”に「BABYMETAL という戦略」なる特集が組まれ、そこに「世界的なファンの心をつかみ続けるのではないか」という記述があった。
ぜひとも
「つかみ続け」
てほしいところではある。

東洋経済の記事の内容は、ベビメタメイトさんたちにとっては既知のことも多く、あまり突出した内容には見えなかったはず。
だが、世の中にまだまだたくさんいるであろうベビメタ知らずのビジネスマンたちに、重要ポイントを絞り込んでベビメタを知らしめるという点からすると、なかなかに良質な記事であったと思う。

ところで、最近はベビメタさんもメディアへの露出が目白押し。
中には非常に面白い記事もあり、いずれはメディアのクロスレヴューみたいなものをこのブログで作文しても面白そうだな〜とか思っている次第。

んでもって。
Mikiko 先生など、スタッフの方々の話である。

ベビメタのスタジオアルバム第2作目、『Metal Resistance』。

僕は一切の事前予約もしなかったし、発売されてからもすぐには買わなかった。
理由は過去のエントリーでも書いたが、要するに。
「2作目が、もしダサかったらどうしよう」
「ダサいベビメタは聴きたくない」
という危惧であった。

1作目で大ヒットを飛ばしたアーティストが、2作目でコケるということは、ままあること。
過去にその類例は掃いて捨てるほどある。

『Metal Resistance』に対する、発売以降これまでの世界レベルでの評価、レビューを見るまでもなく、結果として、僕の“危惧”なるシロモノは杞憂に他ならなかったわけで、大変にめでたいことなのであった。

ファーストとセカンドとを比較した場合、内容的にはかなり異なっており、そのココロはまさに“evolution”、『進化』と『発展』といえようか。

2枚の違い、その詳細については、色々なところで様々な切り口から分析、議論されているので、今さら僕がどうのと指摘する必要はなかろう。

進化と発展なるものを、別の言葉に置き換えるとすれば、洗練されたっていうか、つまりはソフィスティケートされた……みたいな感じ?w

メタルミュージック、あるいはロックミュージック。
あるいは一般論として『音楽』としてと言っても良いが、セカンドの完成度はありとあらゆる面からして高いものに仕上がっていた。
シリアスな曲からコミカルな曲まで、程良いブレンドは心憎いほどでもあり。


ベビメタの進化を可能ならしめたのは、もちろん何よりも3人の才能に依拠するところが大であろう。
が、しかし。
忘れてはならない人たちがいる。
他ならぬ制作チームの面々、スタッフの皆さまである。

類まれなき天才的な職人集団。
各方面において、ずば抜けた才能を持った、スーパーエキスパートの面々である。

(以下、後編に続く)

          • -

ここでちょっと閑話追伸的な。

ヘドバン誌において、通算10号を記念し、業界の重鎮氏が寄稿した見開き2ページが渋い。渋すぎる。
決して長い文章ではない。
しかし、実に良い文章なのである。
んでもって。
2ページ目上段、後ろから5行目あたり。
あれを読んで、ついムフフというか、ニヤリとしてしまった。

仮に、執筆者ご本人に何を指しているのかを訊いたとしても、たぶん「単なる一般論だよ」とおっしゃって済ませるかもしれない。

でもね〜、僕はもちろん……。
以下省略、閑話了w

ベビメタが今後10年間以上は活躍し続ける10の理由、その2(前編

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BABYMETAL が今後10年間以上は活躍し続けるであろう10の理由、その2(前編)

制作チーム: 天才的職人集団~スーパーエキスパートな面々のこと

※(注)これは僕の想像、空想、妄想、連想、夢想などが全開になっている作文である。したがって、自分にとってすこぶる都合の良い解釈、曲解、仮説、思い込み、ロジックの飛躍、あるいは破綻などに満ちており、正確性や客観性、フェアなものの見方や考え方などはもとより望むべくもなく、微塵も存在しない。


前回、4月14日のエントリーにおいて。
僕は2020年の東京オリンピックを持ち出し、ベビメタの将来との関連性についてああだこうだと作文してみた。

何つっても「長期的かつマクロファンダメンタルズな見地から」とか何とか、いかにも景気論か株式市場論の教科書から借りて来たような、超ド恥ずかし~ことを引っ張り出して、大上段に振りかぶりつつ特大の大ぶろしきを広げてみたわけでw


しかし、個人ブログの楽しいところは、こういう所作が許されてしまうところであろう。
商業メディアだと、こうは行かないらしい。
妄想による暴走が、後々の暴騒の発端になったりすることもあるからだ。
連日の会社泊まり込みで、周囲にオイニイまき散らすヘンシュ~長サンから、深夜に電話がかかって来る。
「あぬさ~、やべ~んだよ、今、○○の部長さんから電話かかって来ちゃってさ~、エライ怒ってんのよ~、ど~しよ~」などと“人生相談”されたりするとのこと。

「いざとなったらハラくくって、ケツまくって、編集部で対応すっからさ、何書いてもイイんだよ、まかしときな!」
ついこの間まで、威勢の良かったヘンシュ~長さんが、勢いしおれてたりするわけで。
編集担当者は上司であるヘンシュ~長と執筆者との板挟みで、オロオロ泣きそうな顔してたり。

閑話休題
いきなりのw

んで。
あの作文をアップしてから約2週間後。
4月27日の“日刊スポーツ”。
ええ、ええ。
近くの朝日新聞の販売店まで走りましたよ、わざわざ買いにね。

そして、当然のように「キタ~!」ってなったわけです。

センターページに、ばぁ~んっ!とデカデカ Mikiko 先生がご登場。
何となんと、ベビメタや Perfume の写真まで載ってるし。

リオデジャネイロ五輪における、“フラッグ・ハンドオーバー”セレモニー検討の、チームメンバーであらせられるそうで。

何それ?

ブラジルの国旗から日本の国旗・日の丸への“ハンドオーバー”をセレモニーにする場面が、リオ五輪の閉会式に存在するらしい。
で、Mikiko 先生は、その内容をどう創って行くかを考える、検討メンバーの一人とのこと。

エライのである。
偉大なのである。
記事では東京オリンピックPerfume やベビメタとの関連性、及びマル秘の行動計画(?)にまで言及されているではないか。

そのセレモニー。
たった8分間。
されど8分間。
期待の8分間。
なのである。

きゃ~。
すてき~。
やっぱりな~。

ベビメタと東京五輪
何かありそだな~。
いや、あってほしいな~。
わくわく。

そういえば、直近のヘドバン誌ロングインタヴューにおいて、某ベテランロックヴォーカリストがベビメタを語り、3人が20代、30代になっても続けていたらという話をしていた。

昨今のベビメタシンドロームに浸りつつ、この先長い期間にわたってベビメタが活躍してくれたらと期待値を高めている人々が、何気に増えて来ているヨカソ。
もちろん、僕もその一人であるわけで。

雑誌の記事といえば“週刊東洋経済”に「BABYMETAL という戦略」なる特集が組まれ、そこに「世界的なファンの心をつかみ続けるのではないか」という記述があった。
ぜひとも
「つかみ続け」
てほしいところではある。

東洋経済の記事の内容は、ベビメタメイトさんたちにとっては既知のことも多く、あまり突出した内容には見えなかったはず。
だが、世の中にまだまだたくさんいるであろうベビメタ知らずのビジネスマンたちに、重要ポイントを絞り込んでベビメタを知らしめるという点からすると、なかなかに良質な記事であったと思う。

ところで、最近はベビメタさんもメディアへの露出が目白押し。
中には非常に面白い記事もあり、いずれはメディアのクロスレヴューみたいなものをこのブログで作文しても面白そうだな~とか思っている次第。

んでもって。
Mikiko 先生など、スタッフの方々の話である。

ベビメタのスタジオアルバム第2作目、『Metal Resistance』。

僕は一切の事前予約もしなかったし、発売されてからもすぐには買わなかった。
理由は過去のエントリーでも書いたが、要するに。
「2作目が、もしダサかったらどうしよう」
「ダサいベビメタは聴きたくない」
という危惧であった。

1作目で大ヒットを飛ばしたアーティストが、2作目でコケるということは、ままあること。
過去にその類例は掃いて捨てるほどある。

『Metal Resistance』に対する、発売以降これまでの世界レベルでの評価、レビューを見るまでもなく、結果として、僕の“危惧”なるシロモノは杞憂に他ならなかったわけで、大変にめでたいことなのであった。

ファーストとセカンドとを比較した場合、内容的にはかなり異なっており、そのココロはまさに“evolution”、『進化』と『発展』といえようか。

2枚の違い、その詳細については、色々なところで様々な切り口から分析、議論されているので、今さら僕がどうのと指摘する必要はなかろう。

進化と発展なるものを、別の言葉に置き換えるとすれば、洗練されたっていうか、つまりはソフィスティケートされた……みたいな感じ?w

メタルミュージック、あるいはロックミュージック。
あるいは一般論として『音楽』としてと言っても良いが、セカンドの完成度はありとあらゆる面からして高いものに仕上がっていた。
シリアスな曲からコミカルな曲まで、程良いブレンドは心憎いほどでもあり。


ベビメタの進化を可能ならしめたのは、もちろん何よりも3人の才能に依拠するところが大であろう。
が、しかし。
忘れてはならない人たちがいる。
他ならぬ制作チームの面々、スタッフの皆さまである。

類まれなき天才的な職人集団。
各方面において、ずば抜けた才能を持った、スーパーエキスパートの面々である。

(以下、後編に続く)

------

ここでちょっと閑話追伸的な。

ヘドバン誌において、通算10号を記念し、業界の重鎮氏が寄稿した見開き2ページが渋い。渋すぎる。
決して長い文章ではない。
しかし、実に良い文章なのである。
んでもって。
2ページ目上段、後ろから5行目あたり。
あれを読んで、ついムフフというか、ニヤリとしてしまった。

仮に、執筆者ご本人に何を指しているのかを訊いたとしても、たぶん「単なる一般論だよ」とおっしゃって済ませるかもしれない。

でもね~、僕はもちろん……。
以下省略、閑話了w

BABYMETAL が今後10年間以上は活躍し続けるであろう10の理由、その1



※(注)これは僕の想像、空想、妄想、連想、夢想などが全開になっている作文である。したがって、自分にとってすこぶる都合の良い解釈、曲解、仮説、思い込み、ロジックの飛躍(あるいは破綻)などに満ちており、正確性や客観性、フェアなものの見方や考え方などはもとより望むべくもなく、微塵も存在しない。




BABYMETAL が今後10年間以上は活躍し続けるであろう10の理由、その1

まさに掲題どおりなのだけれども。
BABYMETAL のウェンブリーにおける大舞台をLVで見て、僕は一つの確信を得た。
すなわち。
SU-METAL。
YUIMETAL。
MOAMETAL。
彼女たちは今後10年間。
あるいはそれ以上。
確実に活躍し続ける。
BABYMETAL として。

それについて、10個の理由を10回に分けて作文する。

内容的には:
・マクロファンダメンタルズw
・供給側(Supply side) 〜 ベビメタ、神バンド、制作チーム、マネジメントチーム
・需要側(Demand side) 〜 マーケット、ファン、ヘイター、メディア業界
などのそれぞれの観点から、なぜベビメタが長寿のグループになって行くかを10個の理由にまとめてみるという趣向である。

まずはプロローグから始めて、十の理由、んでもって、〆でエピローグ。
全10回。
(※ちゃんと10回、ほんとに続けろよ、お前 → まかしとかんかい)

んぢゃ、早速ではあるが、ぽっつらぽつらと作文してみたい。


【プロローグ】

「ベビメタ解散説」

時折り、ネットでまことしやかにささやかれる妙な噂がある。

「ベビメタはもうすぐ解散する」

という、あれである。

僕がベビメタにのめり込み、メイト(というか、より重病の真性ヲタ)になったのは2014年の3月であったが、爾来、何回も目にして来たお話である。
解散説の代わりにメンバーチェンジ説なんてのもあった。
かようなポストを見るたび、「んなアホな」と思いつつ、しかしその都度何となく心配になってしまい、つい真剣に読み込んだりしたものである。

この話題を口にするのは何も日本のメイトに限ったことではなく、海外のメイトの中にも、いかにもおどろおどろしい筆致で、最もらしく書く輩がいた。
何気にロジックがしっかりしていて説得力があったりして、僕自身、かなり心がざわついたりしたことがあったことは事実である。

いわく。
SSAの新春キツネ祭りで電撃的に発表される。
年末の横アリが最後だ。
すうが二十歳になった年末、2017年12月。
ゆいもあが二十歳になったとき、等々。

それぞれに、いかにもな理由が添えられていたりしたものだ。

僕がヲタになる以前だと「すうのさくら学院卒業でベビメタも終わり」なんて噂も出ていたらしい。

最近だと、9月の東京ドーム公演が最後だと『予言』するような書き込みも目にした記憶がある。

確かに、バンド名の中に『baby』という言葉があるわけだし、すでに活動が6年目に入っていることもあり、それっぽく書かれてしまうと、あながち説得力がないわけではない。

ティーンネイジャーであるからこそ成立する『“baby”メタル』であって、メンバーが二十歳を過ぎたらもう“baby”じゃないし、グループとして成立しない、みたいなことを書かれると、「んなこたねえべ」と思いつつ、「だけどもしかしたら」とかつい思ってしまうのである。

しかしである。
かようなトピックが語られる場合、往々にして背景に「ベビメタには解散して欲しくない!」という強い思いのようなものが見て取れることがある。
つまり、解散して欲しくないという意思の強さゆえ、逆にいずれは避け得ない解散という事態が気になって気になって仕方がない。
結果として「もうすぐ解散」説を語ってしまうという。

ときにパラドキシカル。
ときにアンビヴァレントでデリケートなファン心理というかw

他のファン、メイトさんたちから思い切り否定して欲しいという深層心理があるのかも……しれない。

あるいは、あまりにベビメタが急成長し、ニッチマーケットからマスマーケットに消費者が拡大して来たがゆえの『寂しさ』のようなものが、根底にあるようなケースもあろうか。

ま、いい。

とにかくである。
僕が思うに。
BABYMETAL は向こう10年以上、いやもっと先の先まで活動を続けることになる。

これは昨今のベビメタを取り巻く環境全般を見ながら薄々感じて来たことなのだが、先般のウェンブリー公演LVを見て、決定的に確信するに至った。


【理由、その1】

「恐るべき強運の持ち主 BABYMETAL」

ベビメタには、これまで多くの偶然や奇跡や運が味方してくれた例が多い。
まずもって、才能に恵まれた3人がこの世に生を受けたことが奇跡の発端であろう。
そして、その3人がタイミング良く出会ったこともそうであろうし、名馬に伯楽よろしく KOBAMETAL がいたこともそうであろうし、その他諸々、ミクロのレベルで数多くの逸話がある。

んでもって、今回。
マクロ、かつファンダメンタルというか、長期的見地から考えた場合なのであるが。

ベビメタはとてつもない強運の持ち主であると、改めて思うのである。

他でもない。
東京オリンピックである。

本年、2016年はオリンピックイヤーであり、現在のところ、ブラジルはリオデジャネイロに世界の注目が集まっている。
8月下旬には宴が終了するわけだが、その瞬間から世界の耳目が徐々に日本に注がれるようになることは必至であろう。
そして、それは2020年の東京オリンピックに向けて、時々刻々強まって行くのである。
4年間にわたって。

んでもって、ベビメタである。
2年前の世界ツアーに始まり今年に至るまで、すでに世界的な注目を集めているのは周知の事実。
その活動とまるでタイミングを符合させたかのように、近い将来。
世界的。
地球的。
全人類的な。
大イヴェントが、ベビメタの母国ニッポンはその首都、トーキョーで開催されるのである。

ベビメタは期せずして、その世界的な潮流、時流に乗ることができるのだ。

別に誰が画策したわけでもあるまい。
目論んだわけでもあるまい。

ベビメタ結成の2010年当時、2020年のオリンピックが東京で開催されるなどと考えていたベビメタ関係者はまずいなかっただろうし。

振り返ってみれば、2020年の五輪が東京で開催されることが決定したのは、3年前の秋だった。

もしかしたらではあるが。
その頃、つまり2013年の秋にはすでにベビメタのファーストが年明け、2014年の3月に出ることが決まっていただろうから、IOCによるオリンピックの東京開催決定を聞いて、少しく意識するようになった関係者はいたかもしれない。
また、2014年のワールドツアーの日程なども徐々に詰められていただろうから、それが頭の片隅によぎった関係者もいたやもしれぬ。

だが、2020年の五輪が東京に決定されたことと、ベビメタの活動には根本的に何らのつながりもなく、すべては「気づいてみれば」「結果として」偶然そうなっていたということに他ならない。
要するに、ベビメタの活動を、意識的にオリンピックにリンクさせようなどと考えた人間はまずいなかったはずだ。

はっ!?

ちょっと、待て。
否。
もしかしたら。
いたやもしれぬ。
それを考えた存在がだ。
そうなるように導いた存在がだ。

もしいるとしたら。
それは。
人間ではなく。
あのお方しか考えられない。

The Fox God である。

……(汗)。

とまれ。
今年の夏以降、2020年の東京オリンピックをにらみながら、向こう4年間日本に世界の注目が注がれるようになる。

今後、ベビメタは図らずして、全世界的な超ビッグイヴェントのトレンドに乗り、世界に向かって突き進んで行くことが可能なのである。

もちろん、オリンピックがベビメタにとってマスト・アイテムというわけではない。
オリンピックなど利用しなくても、世界進出を推進することに何ら支障はないわけだが、東京五輪がベビメタにとって大いなる追い風となろうことは間違いない。

ベビメタがオリンピックにタイミングを合わせたわけではない。
オリンピックがベビメタにタイミングを合わせてくれたのである。

ひとたび時流に乗った人間の勢いたるもの、実に強烈でありマッシヴである。
そう容易には手が付けられない。
誰かが止めようとしたところで、どだい無理な話であり、とても止められたものではない。
それはなぜかといえば。

今度は時流のほうが、その人間たちを容易には手放さないからである。

The Fox God のご加護を受けたベビメタは、期せずして時代の潮流、しかも世界的規模、地球的規模、全人類的規模の時流に乗った。
3人がとてつもなく強運である所以である。

(以下、その2に続く。はず)

BABYMETAL が今後10年間以上は活躍し続けるであろう10の理由、その1

f:id:ken_tabise:20160414172623j:image:w360:left



※(注)これは僕の想像、空想、妄想、連想、夢想などが全開になっている作文である。したがって、自分にとってすこぶる都合の良い解釈、曲解、仮説、思い込み、ロジックの飛躍(あるいは破綻)などに満ちており、正確性や客観性、フェアなものの見方や考え方などはもとより望むべくもなく、微塵も存在しない。




BABYMETAL が今後10年間以上は活躍し続けるであろう10の理由、その1

まさに掲題どおりなのだけれども。
BABYMETAL のウェンブリーにおける大舞台をLVで見て、僕は一つの確信を得た。
すなわち。
SU-METAL。
YUIMETAL。
MOAMETAL。
彼女たちは今後10年間。
あるいはそれ以上。
確実に活躍し続ける。
BABYMETAL として。

それについて、10個の理由を10回に分けて作文する。

内容的には:
・マクロファンダメンタルズw
・供給側(Supply side) ~ ベビメタ、神バンド、制作チーム、マネジメントチーム
・需要側(Demand side) ~ マーケット、ファン、ヘイター、メディア業界
などのそれぞれの観点から、なぜベビメタが長寿のグループになって行くかを10個の理由にまとめてみるという趣向である。

まずはプロローグから始めて、十の理由、んでもって、〆でエピローグ。
全10回。
(※ちゃんと10回、ほんとに続けろよ、お前 → まかしとかんかい)

んぢゃ、早速ではあるが、ぽっつらぽつらと作文してみたい。


【プロローグ】

「ベビメタ解散説」

時折り、ネットでまことしやかにささやかれる妙な噂がある。

「ベビメタはもうすぐ解散する」

という、あれである。

僕がベビメタにのめり込み、メイト(というか、より重病の真性ヲタ)になったのは2014年の3月であったが、爾来、何回も目にして来たお話である。
解散説の代わりにメンバーチェンジ説なんてのもあった。
かようなポストを見るたび、「んなアホな」と思いつつ、しかしその都度何となく心配になってしまい、つい真剣に読み込んだりしたものである。

この話題を口にするのは何も日本のメイトに限ったことではなく、海外のメイトの中にも、いかにもおどろおどろしい筆致で、最もらしく書く輩がいた。
何気にロジックがしっかりしていて説得力があったりして、僕自身、かなり心がざわついたりしたことがあったことは事実である。

いわく。
SSAの新春キツネ祭りで電撃的に発表される。
年末の横アリが最後だ。
すうが二十歳になった年末、2017年12月。
ゆいもあが二十歳になったとき、等々。

それぞれに、いかにもな理由が添えられていたりしたものだ。

僕がヲタになる以前だと「すうのさくら学院卒業でベビメタも終わり」なんて噂も出ていたらしい。

最近だと、9月の東京ドーム公演が最後だと『予言』するような書き込みも目にした記憶がある。

確かに、バンド名の中に『baby』という言葉があるわけだし、すでに活動が6年目に入っていることもあり、それっぽく書かれてしまうと、あながち説得力がないわけではない。

ティーンネイジャーであるからこそ成立する『“baby”メタル』であって、メンバーが二十歳を過ぎたらもう“baby”じゃないし、グループとして成立しない、みたいなことを書かれると、「んなこたねえべ」と思いつつ、「だけどもしかしたら」とかつい思ってしまうのである。

しかしである。
かようなトピックが語られる場合、往々にして背景に「ベビメタには解散して欲しくない!」という強い思いのようなものが見て取れることがある。
つまり、解散して欲しくないという意思の強さゆえ、逆にいずれは避け得ない解散という事態が気になって気になって仕方がない。
結果として「もうすぐ解散」説を語ってしまうという。

ときにパラドキシカル。
ときにアンビヴァレントでデリケートなファン心理というかw

他のファン、メイトさんたちから思い切り否定して欲しいという深層心理があるのかも……しれない。

あるいは、あまりにベビメタが急成長し、ニッチマーケットからマスマーケットに消費者が拡大して来たがゆえの『寂しさ』のようなものが、根底にあるようなケースもあろうか。

ま、いい。

とにかくである。
僕が思うに。
BABYMETAL は向こう10年以上、いやもっと先の先まで活動を続けることになる。

これは昨今のベビメタを取り巻く環境全般を見ながら薄々感じて来たことなのだが、先般のウェンブリー公演LVを見て、決定的に確信するに至った。


【理由、その1】

「恐るべき強運の持ち主 BABYMETAL」

ベビメタには、これまで多くの偶然や奇跡や運が味方してくれた例が多い。
まずもって、才能に恵まれた3人がこの世に生を受けたことが奇跡の発端であろう。
そして、その3人がタイミング良く出会ったこともそうであろうし、名馬に伯楽よろしく KOBAMETAL がいたこともそうであろうし、その他諸々、ミクロのレベルで数多くの逸話がある。

んでもって、今回。
マクロ、かつファンダメンタルというか、長期的見地から考えた場合なのであるが。

ベビメタはとてつもない強運の持ち主であると、改めて思うのである。

他でもない。
東京オリンピックである。

本年、2016年はオリンピックイヤーであり、現在のところ、ブラジルはリオデジャネイロに世界の注目が集まっている。
8月下旬には宴が終了するわけだが、その瞬間から世界の耳目が徐々に日本に注がれるようになることは必至であろう。
そして、それは2020年の東京オリンピックに向けて、時々刻々強まって行くのである。
4年間にわたって。

んでもって、ベビメタである。
2年前の世界ツアーに始まり今年に至るまで、すでに世界的な注目を集めているのは周知の事実。
その活動とまるでタイミングを符合させたかのように、近い将来。
世界的。
地球的。
全人類的な。
大イヴェントが、ベビメタの母国ニッポンはその首都、トーキョーで開催されるのである。

ベビメタは期せずして、その世界的な潮流、時流に乗ることができるのだ。

別に誰が画策したわけでもあるまい。
目論んだわけでもあるまい。

ベビメタ結成の2010年当時、2020年のオリンピックが東京で開催されるなどと考えていたベビメタ関係者はまずいなかっただろうし。

振り返ってみれば、2020年の五輪が東京で開催されることが決定したのは、3年前の秋だった。

もしかしたらではあるが。
その頃、つまり2013年の秋にはすでにベビメタのファーストが年明け、2014年の3月に出ることが決まっていただろうから、IOCによるオリンピックの東京開催決定を聞いて、少しく意識するようになった関係者はいたかもしれない。
また、2014年のワールドツアーの日程なども徐々に詰められていただろうから、それが頭の片隅によぎった関係者もいたやもしれぬ。

だが、2020年の五輪が東京に決定されたことと、ベビメタの活動には根本的に何らのつながりもなく、すべては「気づいてみれば」「結果として」偶然そうなっていたということに他ならない。
要するに、ベビメタの活動を、意識的にオリンピックにリンクさせようなどと考えた人間はまずいなかったはずだ。

はっ!?

ちょっと、待て。
否。
もしかしたら。
いたやもしれぬ。
それを考えた存在がだ。
そうなるように導いた存在がだ。

もしいるとしたら。
それは。
人間ではなく。
あのお方しか考えられない。

The Fox God である。

……(汗)。

とまれ。
今年の夏以降、2020年の東京オリンピックをにらみながら、向こう4年間日本に世界の注目が注がれるようになる。

今後、ベビメタは図らずして、全世界的な超ビッグイヴェントのトレンドに乗り、世界に向かって突き進んで行くことが可能なのである。

もちろん、オリンピックがベビメタにとってマスト・アイテムというわけではない。
オリンピックなど利用しなくても、世界進出を推進することに何ら支障はないわけだが、東京五輪がベビメタにとって大いなる追い風となろうことは間違いない。

ベビメタがオリンピックにタイミングを合わせたわけではない。
オリンピックがベビメタにタイミングを合わせてくれたのである。

ひとたび時流に乗った人間の勢いたるもの、実に強烈でありマッシヴである。
そう容易には手が付けられない。
誰かが止めようとしたところで、どだい無理な話であり、とても止められたものではない。
それはなぜかといえば。

今度は時流のほうが、その人間たちを容易には手放さないからである。

The Fox God のご加護を受けたベビメタは、期せずして時代の潮流、しかも世界的規模、地球的規模、全人類的規模の時流に乗った。
3人がとてつもなく強運である所以である。

(以下、その2に続く。はず)

ウェンブリーLV観戦@Zepp 〜 だけど新作まだ聴いてない


BABYMETAL ウェンブリーLV@ Zepp DiverCity 観戦 〜 僕が『Metal Resistance』をまだ聴いていない理由

※(注)これは僕の想像、空想、妄想、連想、夢想などが全開になっている作文である。したがって、自分にとってすこぶる都合の良い解釈、曲解、仮説、思い込み、ロジックの飛躍(あるいは破綻)などに満ちており、正確性や客観性、フェアなものの見方や考え方などはもとより望むべくもなく、微塵も存在しない。

僕はベビメタヲタとして失格である。
なぜなら、まだセカンドアルバムを聴いていないからだ(4月4日未明現在)。
発売から数日を経ているのに、まだなのである。

ヲタを自称するのであれば、特別先行予約とかを早々と入れて、心待ちにするのが流儀であろう。
あるいは、違法と知りつつも、発表前にリークされたネット上の音源をくまなくチェックするぐらいの気概があってもしかるべきであろう。

しかるに。
僕はそのいずれもやっていなかった。

失格なのである。
ヲタとして。
ファンとして。
つまりはメイトとして。

だが。
なぜそうしなかったのかといえば、そこにはもちろん理由がある。
確固たる。
厳然たる。

一言で言えば。

「怖かったから」

……。

あ、そこの人、笑ってますね。
ええ、ええ、笑ってやってください。
わかります。

でもね。
本当にちょっと怖かったんですよ。

何がって?

2作目のジンクス。

ってやつです。

デビュー作が素晴らしいと、2作目に対するスタッフやファンたちの期待値が高まり、一方では「名作を作らねば」というアーティスト自身の焦りもあったりするわけで。

2作目が大コケする。

こういう例は、過去、数多く存在した。

僕は心中それを恐れていた。

2010年にデビューした BABYMETAL さん。
メジャーからファーストが出たのは2014年。

ってことは、ファーストにおいては、過去5年弱の間に作られた曲の中から、選りすぐりの曲をチョイスすることができたのである。

ベビメタのファーストは「ファーストにしてベスト」っていうのがキャッチになっていた記憶があるのだけれども、まさにその通りだったわけで、過去の曲の中からベストな曲を『イイトコドリ』することができたのであり(cherry picking possible)、ファーストのクオリティの高さはそれに依拠すること大であった。

というのが僕の見立てであった。

「怖かった」というのは、このあたりに背景がある。

何せ、2作目においては、絶対的な準備期間が、1作目に比べると格段に短かった。
1作目のヒットを受けて、それに見合う、いや、それを超越する作品を作らねばならない。
事務所のプロダクションチームやレコード会社のスタッフにかかっていたであろう、大いなるプレッシャーは並大抵のものではなかったことは想像に難くない。
メンバー3人にとっても大いなるチャレンジであったはずだ。

そしてそれは受け手である僕にとっても全く無視できない案件であった。
つまり、ダイハードでハードコアなヲタを自称する(決して詐称ではないw)自分にとっても、大いなる心配のタネだったのである。

嗚呼。
もしも。
2作目がコケたらどうしよう。
Sophomore slump.
ベビメタの駄作なんて、聴きたくね〜し……。
Second season syndrome.

                        • -

んでもって。

2016年4月2日土曜。
昼間、僕は神田川沿いで花見に参加していた。
行きつけのライブハウス主催、毎年恒例の花見である。
酒を飲み、つまみをほおばる。
寒かったけど、桜は圧倒的に綺麗だった。
「今晩はベビメタのLVか……」
酒を飲みながら、美しい桜を見て、ついベビメタの3人を思い出すおっさん。
タバコの煙が目に染みる。

夕方〜夜。
そのライブハウスでのオープンマイクに参加。
また酒とおつまみ。

そして深夜。
26時過ぎ。
僕は首都高環状線(C1)内回りを快調に飛ばしていた。
土曜深夜のC1といえば、かつては華やかでド派手なチューニングカーたちがひしめき合い、カッ飛んでいたものだ。
湾岸線に行けば、PやFなど、高級外車がアウトバーンを走るかのようなスピードで流していた。
それなのに、昨今の惨状は何だ。
閑古鳥飛びまくりで、チューンドはほとんど見当たらず、僕の車1台の貸し切り状態のような箇所もあった。

閑話休題

浜崎橋ジャンクションのY字を右に進み、左車線をキープしたままレインボーブリッジに入る。
そして、レイブリの途中、『台場』で下道に降りる。
DiverCity のパーキングに車を入れ、小雨のそぼ降る中、いったん外に出て Zepp DC に向かう。
黒Tのおっさんやにーちゃん、ねーちゃんたちが視界に入り、否が応にも気分が高揚する。

xxxxx
xxxxx
xxxxx

30時半、つまりは4月3日早朝6時半過ぎ。
僕は Zepp DC 至近にあるガンダムの横で放心状態になりつつ、呆然と突っ立っていた。

汗まみれの戦国T。
口はだらしなく開き切り。
顔もだらしなくゆるみ切っていた。
に違いない。

UKはウェンブリーアリーナにおけるパフォーマンスがあまりに素晴らしく。
耳慣れない、新しい曲の数々が珠玉の出来であることを、自分のこの耳で確認したのであった。
一部の曲は、すでに幕張や横アリで聴いていたけれども。

それにしても、良かった〜。

2作目のジンクス。
Sophomore slump など、ベビメタにはまったく無縁であった。
その正体は単なるおっさんの杞憂であり、無用の長物であったのである。

ヲタ自称のくせしてベビメタが信じられなかったって、メイト失格だろ。

ええ、ええ、お言葉はごもっとも。

でもそんなそしりのお言葉も、僕にとってはもはや励みの言葉なのであるw

とにかく良かった。
2作目もとんでもない名作で。

これで心配することなく、新作「Metal Resistance」が買える。
これから向こう、少なくとも1か月間は超ヘヴィローテーションで聴き込む作品になることは確実なのであった。

ところで。
ウェンブリーでの公演が素晴らしかったことは、すでに各種SNS、メディア、ブログ、その他ありとあらゆる場所で語られまくっているので、僕ごときが今さら書く必要などなかろう。

とはいえ、自分なりに思いっ切り丸めて言えば。

ベビメタの。
とんでもない才能。
これまでの著しい成長ぶり。
これからの潜在性、つまりはまだまだ圧倒的に残っているところの。
ポテンシャル。
伸びしろ。
これらを余すところなく、ほとんど完璧に近い形で示し、証明して見せたライヴであった。

忘れてはいけないのが、マネジメントチームやプロダクションチームの優秀さ。
皆さん、第一線で活躍する、エキスパートの集まりなのである。
そして, the last but not the least、神バンドの超絶テクニック、恐るべき実力。
これらの方々、皆さんのサポートは言わずもがななのである。

そうだ、この際だからアミューズの株買おう、週明けに買おう、そうすれば今年の株主総会に出られるぜ、んでもって、ベビメタ戦略をマネジメントから直接聞けるぜ、もしかしたらベビメタの3人が来てて、握手してもらったりサインしてもらったりできるかも、やったぜベイビーとか妄想爆発させてたら、決算が3月だから、3月31日の時点で株主じゃなきゃ出席できないってことなのとか悩んだりすることしきりでしょぼんなのであった。
やっぱそうなんでしょ、たぶん。

閑話再休題。

LVにおいて。
個人的には、クロージングにおける水野さんの美しさ。
またそれにたがわぬ美声にブチ殺された。
水野さん、素敵杉。

中元さんも。
菊地さんも。
水野さんも。

そしてメイトの末端に鎮座しているオッサンも(→僕)。

まだまだ。

まだまだ。

まだまだ行くよ。
なのである。

              • -

おまけ。
てか、追伸。

巷間、良く語られている話に“ベビメタ短命説”のようなものがある。
要するに、ベビメタがベビメタでいられるのは3人がティーネイジャーであるがゆえであり、それを過ぎれば自ずと旬が過ぎ去り、解散を余儀なくされよう……みたいな話である。
これは国内だけではなく、海外のメイトの中にも色々と「分析」する向きがある。

いかにももっともらしく、理にかなったお話のように聞こえるけれども。

ふふっ。
あめ〜よ。
あせ〜よ。

そういや、過去のエントリーで、僕は書いた記憶がある。
つまり、ベビメタは案外長寿グループになって行くだろうみたいな。

ウェンブリー公演を見て、今回その感をさらに強くした。

「BABYMETAL は、将来にわたって、かなりの長寿グループになる」

それはなぜかというと。