BABYMETAL ファンご用達、『ヘドバン』誌のトークイベントに参加した。圧倒的な面白さに圧倒された圧倒的な夜

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2月21日土曜、夕刻。

雑誌『ヘドバン』のトークショーである。

場所は、阿佐ヶ谷ロフトA

【詳細】

『ヘドバン』トークイベント第4弾! 
Vol.6 発売記念 & 増田勇一相談役聖誕祭!
【出演】梅沢直幸(『ヘドバン』編集長)、増田勇一(相談役/ライター)、倉田真琴(ライター)、荒金良介(ライター)他

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ヘドバン誌のイベントは、タワレコ新宿でのフリーのトークショーのときから観戦しているが、毎度のことながら内容が濃く、ベビメタと直接コンタクトのある方々から直接聞ける話は、掛け値なしでとにかく面白い。
ただし、ガチでオフレコな話も多いので、撮影や録音は一切お断り、またSNSやブログなどへのリークも一切無用という事前注意が梅沢編集長より入る。

今回は増田さんの50ン回目の誕生祝いがメイン。
アーティストとの秘蔵写真なども多数紹介され、大盛り上がりとなった。

第1部は梅沢編集長とライター陣とのトーク
主に第6号の制作にかかるこぼれ話のような感じ。
企画の変遷とか、進行状況がどうであったかなど。
また、徹夜続きだった話とか赤羽の話とか。


第2部は増田さんの生誕祭。
出演者と参加者全員でまずは乾杯。
壇上ではケーキも出され、皆で“HBD2U”斉唱。
各方面よりの祝電、ならぬ祝メールが編集長より紹介される。

全体の進行としては、参加者が、事前に渡された質問用紙に各自好きな質問を書いて提出しておき、それに応えてもらうという形だった。

こういう機会だし、この際だし、僕としては普通ではとても訊けないようなことを訊いてみたいという、悪い癖、困った誘惑にかられたw
思い浮かんだのは、我ながら一応時宜にかなった内容であるとは思えたものの、かなりセンシティヴな問題というか、業界のタブーに触れるような内容。

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よって、増田さんや皆様に対して不躾(ぶしつけ)にならないよう、文頭には念のため「これはタブーかもしれませんが」という枕詞を入れておいた。効果のほどは不明w

『すずきM』というワンタイムなスペシャル・ハンドルネームを使いつつ、ちょっと長めになりそうだった質問を簡潔にまとめて提出した。

内容が内容なので、まあ、万が一取り上げられなくてもそれはそれで至極当然だろうな~と思っていた僕の予想は見事に裏切られたw
何と編集長は「ん~、これかな~」みたいな感じで、あのアブない質問を一発目にピックアップしてくれたのである。

増田さんは、明晰なる頭脳で一刀両断、スパッと回答してくれた。
そしてまた、編集長とライターの倉田さんも非常にわかりやすいフォローアップを入れてくれた。

このあたり、さすがヘドバンの方々は一味違うというか、肝が据わっているというか。
敬服。
お見それしました、なのである。

ヘドバンという雑誌が、なぜ面白いのか、その理由を垣間見た気がした。
やはり、こういう方々が作っているからこそ、面白いのである。
それでいて、もちろん、ベビメタに対する愛は半端ないわけで、二重三重の意味でヘドバンはユニークであり、面白くもあり、ためにもなるわけだ。

ますますヘドバンのファンになったという次第。

そういえば、読み上げられた質問の中には「(ヘドバンは)ベビメタが終わってからも続けるんですか?」という、なかなかチャレンジングな内容もあった。
対する回答は、編集長としてはもちろん続ける所存であるとのこと。
素晴らしい!(拍手)


そういえば。
前回、1月10日の『ヘドバン大新年会』もかな~り半端なかった。
開場23:30、開演24:00というのが異例なら、何よりもさいたまSAで行われた新春キツネ祭り直後というのが素晴らしく、スペシャルゲストが神バンドメンバーであるという超朗報がもたらされたのは当日の21時半すぎごろ、ツイッターによってという実に緊迫感あふれるアレンジメントであったw
発表がそのようなタイミングになった背景には、もちろん実質的な意味があったわけだが、結果的にはちょっとしたスリリングな演出にもなり、あの日の参加者がライヴ直後の疲れにもめげず、スマホやケータイ片手に歓喜暴発、欣喜雀躍したのは言うまでもない。

ライヴを終えたばかりのギタリスト大村さんとベーシスト BOH さんが「本当にw」阿佐ヶ谷まで駆けつけてくれ、目の前、数メートル先でギターとベースでベビメタナンバーのミニライヴまでやってくれたのは圧巻だった。
何せ、ついさっきまで我が BABYMETAL の3人と一緒にSSAの大舞台で演奏していた神バンドのメンバーが、すぐそこにいるのである。
盛り上がらないわけはなかった。
もちろん、僕にとっても、まさに鼻血モンの超プレミアムライヴだった。
ゲストには、他に神バンドドラムの前田さん、ベビメタ関係のアートディレクター田中氏、タワレコの嶺脇社長、増田さんらライターご一同様が来臨していた。

そんな新年の宴が終了したのは朝5時。
あの日、朝早くからSSAで物販の列に並んでいた人たち(僕を含む)にとっては、実に長い1日だったが、恐ろしく充実した1日だったはず。

なお、この日の様子は『ヘドバン』Vol. 6 で3ページにわたり、ちらっとレポートされている。

『ヘドバン』さん、まだまだ当分、いや、これからも永遠に、ベビメタ同様、目が離せそうにないっす。