BABYMETAL 6.21 幕張の思ひ出と感想文、その3 ~ 可愛いすぎるすうの件 (Part 2)

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【BABYMETAL 6.21 幕張の思ひ出と感想文、その3 ~ 可愛いすぎるすうの件(Part 2)】

※(注)これはあくまでも僕個人の私見であり、偏見は一切ないものの、圧倒的な独断であり主観である。よって客観性などは微塵もない。

(Part 1 からの続き)

SU-METAL こと中元すず香の“担当分野”は美しさや綺麗さ、ステージ上でのカリスマ性、歌唱力だとばかり思っていた僕。
“可愛さ担当”は、ベビメタの両サイドを固める cuties、すなわちゆいもあの両巨頭であるという認識。
しかしながら。
6.21の幕張において、それが正しくないことを悟ったわけで。

すうが。
わけてもその“笑顔”が。
実はとんでもなくチャーミングで可愛いということを、今さらながらに再認識したという次第。


で、可愛すぎる笑顔の理由である。

思うに。

ワールドツアーでは、初めて行く国でのソロライヴやフェス、果てはアワード受賞のセレモニー出席など、様々に緊張を強いられる場面が多かったのではないか。

ヨーロッパでのスケジュールは強行軍そのもの。
特に後半は「さすがにこれはね~んじゃね?」と思わせるに十分な、超ド級のタイトスケジュール。
お嬢様方はもちろん、神バンドやスタッフさんたちにも、かなりのストレスを強いたのではないかと推測される。

去年から世界的なレベルで快進撃を続けまくっているベビメタではある。
しかし、新たなファンが増え、すそ野が広がり、注目度が高まって行けば、自然の流れとして、「試される」ような場面、「勝負すべき」場面も増えて来たはず。

グループの、文字通りセンターに立ち、リードシンガーという重責を担いつつ、ときには外国語でのコミュニケーションを要求されることもあったわけで。

そんなすうにかかるプレッシャーには、僕のような素人にはとても想像できないぐらいのヘヴィさがあったと考えられる。


しかるに。
6月21日の幕張はまごうかたなきホームであった。
今年上半期の海外公演をすべて無事にこなし、ある意味堂々の凱旋のような形となった今回の巨大天下一メタル武道会。
ホッとするところも大いにあっただろうし、2万5千人のオーディエンスによる大歓迎はかな~り嬉しかったのではないかと思われる。
もちろん、ライヴそのものを、すう本人が心から楽しんでいたことは間違いない。

あの、あまりにピュアというかイノセントというか、嬉しさや楽しさを一切隠そうともしないような、ストレートに可愛いすぎる笑顔を見ていると、僕にはそうとしか思えなかった。


それにしても、ベビメタというのは誠に応援のし甲斐があるアーティストだと思う。
こちらの気持ちに対して、かくも素晴らしい笑顔で応えてくれるとは、実にメイト冥利に尽きるのである。


ところで。
すうこと中元すず香の性格の良さ。
より具体的には「相手を思いやる心」を持っている件については、いくつかの事例を挙げながら、このブログでも何回か触れて来た。

例えば……。

すうの話し言葉に見られる日本語の美しさ。

今年3月の卒業式で撮影された、舞台裏の集合写真におけるポジション。
→ あえて後列の端っこに立ち、磯野莉音の肩に手を添える等。

ネット上では、オンステージにおける SU-METAL に比べると、オフステージの中元すず香は地味すぎるとか、ステルスだとか、色々荒っぽいことを言う向きもあったw
確かに世界的なレベルで活躍するバンドのリードシンガーなら、例え自分がその日の主役ではなくても、もっと前で、またもっと真ん中で、ド派手に自分の存在をアピールしてもおかしくはないと思う。
けれども、すうはそうしなかった。
あくまでも後輩たちを立て、慎ましやかにしていた。

僕からすれば、あの写真におけるすうの立ち位置にこそ、すうの育ちの良さや人を思いやることのできる優しい性格がシンボリックに反映されていたと思っている。


まだある。
このブログに書いたことはないが、2011年度抜き打ち学年末テストでのこと。
そう、例の“力うどん”について、実に創造力に満ち溢れた、誠にアーティスティックな定義を披瀝してくれた、あの回でのことだ。

テスト前に、森先生から「(今年卒業する武藤、松井、三吉の3人は)さくら学院の卒業生として、恥ずかしくない成績を取ってほしい」というような旨のお言葉があった。

それに対して「あっ!」「うっ!」という、言葉にならない言葉を発して動揺する武藤彩未
言わずと知れた、前年度最下位の武藤、also known as 生徒会長の武藤サンである。

その武藤に対して、さりげなく「大丈夫っ!」と声をかけ、激励する女子がいた。

他ならぬ中元さんである。

動揺する武藤に対して、さっと後ろを振り向き、さくっと励ましたのである。

すうは別にカメラを意識して言ったわけではないようで、当然顔のアップもなく、本当にさらりさらっとさりげない一瞬であり、ともすれば見逃してしまうかもしれないシーンであった。

僕はあれを見たとき「すうはホンマにエエ子やな~」とほのぼのしてしまった(なぜか関西弁w)。

ときには“ポンコツ説”など、歯に衣着せぬ論調が散見されるすうではあるが、それとてすうに対する愛情の裏返しであり、彼女の飾らない、つまらないことにはこだわらない、まっすぐで純粋な、そしてまたある意味天才肌の性格を表しているものと捉えている。


もうひとつ。
幕張で、日本の有名な YouTuber、ヒカキンと対談したときのことだ。
クロージング近くになってから、じゃんけんタイムでキツネサインを見せる場面があった。
あそこのラスト。
3人でポーズをキメたところで、すうが小さく「クスッ」と笑う。
これまた殺人的な「クスッ」なのである。
何かこう、すうのチャーミングな性格を、如実に表しているような気がしたものだ。
あれにやられた諸氏諸兄は決して少なくなかったものと推測する。


というわけで。


6.21の幕張公演で見られた、嬉しさとか楽しさとか喜びを包み隠さずまっすぐに表しながら、「みんな大好き!」とでも言っているかのようなすうの満面の笑みが、実に可愛すぎたのは、あまりに当然といえば当然なのであった。

さっきも書いたのだが。
かようにストレートで素敵な笑顔を見せられると、ホント、メイト冥利に尽きるのである。
ベビメタメイトで良かった~と思える一瞬。
ありがと~。


女王。
女神。
カリスマ。
美しい。
綺麗。
抜群の歌唱力。

ベビメタにおいては、主にそのあたりを担当している中元すず香ではある。

しかしだ。

幕張における中元すず香は、なかなかどうして圧倒的に可愛すぎる存在であり、僕にとっては、それがいわば『新たなる再発見』となったのであった。

ところで。

すうが可愛すぎて、おっさんがキュン死したらどうしてくれんだ?
あ?

そう質問する僕に、PCディスプレイの中のすうは、ニコニコしながら両手を振り上げ「Let's sing together !」と叫ぶのみなのであった。

いけずなすうさん。