観た映画、これから観る映画など
ふと気付いてみたら、このブログも4カ月以上放置していたようで。
これは相変わらずのことなのだけれども、メジャーで全国レベルの公開をやっている映画よりも、単館系というか、インディーズ系(独立系)というか、マイナー系というか、とにかくそういう映画のほうが面白いと感じてしまう。
MOOSIC LAB、青春H、映画太郎などはもちろんお約束であった。
面白かったのは:
『アイドル・イズ・デッド』
『きたなくて、めんどうくさい、あなたに』
『新しい戦争を始めよう』
『先生、おなか痛いです』
あたりか。
『アイドル〜』については、昔の知人と出会うところが非常にステレオタイプであったことを除けば、脚本といい演出といい、決してエキセントリックになりすぎないレベルをきちんと維持しつつも、しっかりぶっ飛びはっちゃけた展開は爽快だった
『きたなくて〜』では、絡み合う男女のシーンに、キーボードを弾く女と、フェンダーのムスタングを弾きながら摩訶不思議な歌を歌う男が登場、一体何なんだおめーらはぁ?と思いつつも、そのシュールな展開に痺れた。
音楽映画には自称・結構シビアなワタシではあるけれども『新しい〜』はオープニングシーンから良かった。全体を通して実に渋い世界が描かれている。佐津川愛美を見たのは『nude』以来だったような気がするけれども、何だか若返って見えたのはワタシだけ? URGA でのシーン、鉄琴が入ってるあのバンド、良かった。ギターがかなりのハイポジションにカポをはめてノイズミュージックのようなリフを弾くのもマル。
『先生〜』での乱闘シーンがひたすらダサかったのは御愛嬌。
教師と絡んだ後、下着に付いた血で半紙に字を書くという所作はすげえと思ったが、どうにも都合よく半紙と筆が出て来るところが何とも……(苦笑)。
部屋で彼氏にヤラれそうになった場面で、外出したはずの母親が横からすっと出て来るシーン、何か都合良すぎないかなあ。
しかし、である。
それらはすべて枝葉末節っていうんですか、要するに本質的な部分ではないわけで、あの作品に描かれていた世界はかなり新鮮だった。観たことのない世界観……みたいな?
要するに新鮮であったという。
トークセッションで監督女子氏が「ジャームッシュが好きで、ああいう世界を描きたかった」とおっしゃっていたけれども、個人的にはジャームッシュの色彩はさほど強くなかったような気がした。
というか、監督氏の持つ、独特で独自な世界観が貫き通されていたといっても、決して過言ではなかったような気もするわけで。
さて。
6月はなかなか忙しい月となる見込み。
今のところ予定しているラインナップは:
1.変態家族 兄貴の嫁さん
2.ふたりのシーズン
3.未亡人下宿
4.オードリー
5.See You
6.ふきだまりの女
7.たまもの
の7作品。
1.と3.と7.は旧作ではあるけれども、何回観たって飽きない傑作であります。
他4作は新作となるが、スタッフやキャストなどを鑑みるに、ワタシにとってはなかなか見応えのある作品となる……はず。
てか、そう期待したい。